夏の終りISUCON10の予選に散った

ISUCON10とは

ISUCONとは「いい感じにスピードアップコンテスト」という腰から砕けていきそうなタイトルを略した、LINE主催のWebアプリケーションスピードアップコンテストのことです。どうやら今年は10回目ということで、弊社のエースエンジニア id:patorash と参加してみました。

事前準備と予備知識

予選数週間前に id:patorash と一緒に過去問にチャレンジしてみました。どうやら ISUCON4の環境が作りやすそうなのでそれで練習してみることに。NginxとSinatra, SinatraとDBをTCP接続からsocket接続に変えたり、静的ファイルはNginxで返すようにしたり、なるほど仕事でやってるようなことをやればいいのね。最後に速度低下を引き起こして申し訳ありません、改善案はコレコレですという障害報告書をWordで書かなくてもいいのね。ということを考えながらその日は終了。

ぶっちゃけ初参加だし素の状態で腕試しを!という気持ちで本番に望みました。

本番

運営側の事情で2時間押しの12時過ぎにスタート。セブンイレブンのカレーライスで腹が膨れて眠気を誘います。 役割分担は当初の予定通り私がインフラのチューニング、 id:patorash がDBのチューニングという感じで進めました。

まぁ詳しいことは id:patorash のブログを見てくだされ。

patorash.hatenablog.com

結果は id:patorash が慣れないMySQLにも関わらずgeometry型でサクッと検索できるようにしてくれてスコアがかなり良くなり800点台に。そこからはうまくチューニングできずタイムアップとなりました。

思ったこと

  • NginxもSQLも自分たちの知識でやることやったら、あとは何をやればよいのか正直わからなくなった。
  • RubySinatraで来ることがわかっていたのであれば、Newrelicやログを取る仕組みを事前準備しておけばよかった。
  • Rubyを選択したにも関わらずRubyのコード改善にほとんど取り組めていなかった。

ということで、来年はRubyできる人をもうひとり加えてリベンジしたい思いです。

チームについて考えよう!書籍「チーム・ジャーニー」の感想

前作「カイゼン・ジャーニー」は一人から改善を始め、やがてチームを動かしていくストーリー仕立ての快作だった。今度はすでに存在するチームをどう改善していくかがテーマ。今回も感情移入できるストーリーが素晴らしく、全編に渡って楽しく読むことができた。 本作はチームを改善していく前編と、チームをまたいだプロジェクトを改善していく後編に分かれている。

以下、箇条書きの部分は自分メモ。


前半

転職早々配属された部署でチームリーダーを言い渡される主人公、太秦(うずまさ)。チームとは名ばかりでそれぞれのメンバーが個人商店のように動いている。一癖も二癖もあるチームメンバーを前に太秦は「チームとは何か」を体験していく。

  • アジャイル開発のフレームワークありきではなくソフトウェアの開発の本質に迫ることが重要。

    • アジャイル開発」自体がやりたいことではない。正しくソフトウェアを開発することの大切さ。
  • いきなりいろんなプラクティスを行ってもダメ。レベルに合った成長を促すことを勧めている。目標を階段状に並べた「ジャーニー」の設定。

    • 成功体験を得ることでチームは成長する。そのために着実に小さい成功を積み重ねてチームに合った成功体験を得る必要がある。そのための「ジャーニー」という点が素晴らしいと思った。
  • 共有ミッションに対してリードを設定する

    • ドラッカー風エクササイズで見えてくるメンバーの特性から、その分野の方向性を決める「リード」を設定する。こうすることで何でも多数決で決定する、行き過ぎた民主主義から離れることができる。スピードは重要。

後半

「チームとは何か」について考え行動していくうちに太秦のチームにも一体感が出てきた。そんな中、会社の一大プロジェクトとして複数のプロダクトを一つの製品として統合する話が持ち上がる。チーム間のコミュニケーションすらうまく取れない状況から、どのような手法で製品にまとめ上げるのか。

  • チームを超える(越境)するがテーマ。

  • 他チームとのやり取りはスプリントごとに輪番体制とする。

    • これは運用が開始されたチームにも適用できる。バックログを倒しつつ、突発的な問い合わせ対応や障害対応に適応できそう。
  • みんなができることにこだわりすぎない。属人化することは個性が出ているということ。その人がいなくなってもなんとか対応できるプランBを目指すチームを作る。

    • ここは「リード」を設定する考えと共通している。その分野に詳しい人の特性を活かす。
  • 俯瞰と詳細。どっちかひとつだけではだめ。視座は高く視野は広ければよいというものではない。時には視座を落としてコードの隅々まで見る必要がある。重要なのは工程、広狭を自分たちの意思で行き来できるようになること。

    • ベースとなる視座はマネージャーとプレイヤーでは異なって当然だが、時々行き来することで見えてくるものがあるというのは同感。

この本の素晴らしい点は、現実にありそうなシチュエーションを散りばめたストーリーだけにあらず、章末にチームのフォーメーションがどのように変化していったかを時系列で並べている点にある。章を重ねていくごとに主人公である太秦と一緒に「思えば遠くへ来たもんだ」と思わせる仕組みが面白い。

チームビルディングはなにか一つ改善を行えば終わりではなく、常に改善点を求めてチームの編成は移ろいゆくものだと感じた。 私のチームメンバーにも小さな成功体験を積み重ねて、より遠くへ共に歩んでいきたいと思う。

www.amazon.co.jp

リモートワークで雑談について考えた

ちょっと前の話。

新型コロナウイルス対策ということで弊社でも急遽フルリモートの体制を整え、5月いっぱいは基本リモート勤務となった。私の家は2世帯住宅で妻は専業主婦、両親は元気なので隣の実家に子供を連れて移動してもらい、リビングでフルに働くことができた。両親と妻に感謝である。

さて、リモート勤務中はMicrosoftのTeamsの音声のみ常時接続し、必要なときのみミュートを解除してしゃべるというスタイルを取った。取った...と言っても実際はそれほど音声での会話は行われず、文字ベースでのチャットがメインだった。

私はマネージャーなのだがとにかく寂しかった。チームメンバーの活動はRedmineGithubのコミットを通してよく動いていることは確認できる。しかし、自分のパフォーマンスは想像していた以上に出せている感じがしない。妻と子供に移動してもらって静かな環境なのにだ。5月は営業やSEの動きが縮退していのも理由の一つにあると思うのだが、なんとももやもやした気持ちのままリモート勤務を過ごした。

私は雑談が好きで、よく定時後には色んな話をするのだが、チームメンバーの若手の一人も雑談ができない点に不満を持っていた。 「リモート勤務は雑談できないのが不満。ってことは会社に雑談しに行ってるってことか。おれやべー奴じゃん!」とその若手はTeamsの分報に書き込んでいた。とっさに「わかる」と返事をしてしまった。私自身もヤベー奴だったのだろうか。

雑談ってなんだろう?「雑談は重要だぞ」と昔の上司から何度も言われていたし、自分自身も大切だと思っていた。

考えてみると、雑談を通してチームメンバーの性格、コンディションの把握や、興味を持っている技術や仕事に対しての考えを汲み取っていたのかもしれない。顔が見えない環境では、話のきっかけを掴むことができず雑談ができなかった。自分が思っていた以上にこの点にこだわっていたのだと気付かされた。

正直なところ、このあたりは月イチの1on1でも拾うことはできるんだけど、チームとして醸成していくためにはそこだけじゃだめなんだよなぁと考えてる。チームとしての阿吽の呼吸を作り出す雑談スタイルってなんだろう?

通常勤務に戻った今、オチは見いだせてない。

2019年のまとめ

はじめに

今回は仕事のお話です。バリバリ現場で働くことができるのは40代まで!なので40代は全力で駆け抜ける!と自分の中で宣言してからはや3年が経ちました。今年も自分なりに頑張ったと思います。会社の納会のあたりはヘロヘロだったからね。 というわけで、2019年最後のブログはマネージャーとして会社で何をやってきたのか振り返ってみようと思います。

自席でスマホが使えるようになった

うちの会社はよくあるセキュリティうんぬんの話で、開発者でありながら自席で自分のスマホを使うことができませんでした。カジュアルにアプリやWebサービスの話をするにしても廊下に出る必要があったのはとてもかっこ悪いなと思ってました。なので年のはじめから社内の会議で提案し、資料や制度を作ってなんとか権利を勝ち取ることに成功しました。 一度制度をきつく締め上げてしまうと、なかなか普通の状態に復帰させるのは難しいことがよく分かりました。 あと、いくら自分ひとりで頑張っても最後のひと押しをする人は必要で、その人を見極める能力って大事だなとも感じました。

会社で技術を磨くこと

会社で本を読んだり新しい技術を学習することについて、去年は「いいじゃんいいじゃん。やったれやったれ」と雑にOKを出していたんだけど、今年は一定の基準を設けることにしました。 それは「会社で働くということはつまりどういうことか?」という問いに自分の中で一定の結論に至ったからです。その結論とは「技術者は会社で自分の技術力を金に買えている」ということ。技術によりお客様の要望を叶え、その対価としてお金を頂いている。であれば、お金に変換できない技術は少なくとも会社では不要です。 ただ、将来を見据えて「こういう技術が必要なるからこういう理由で学習している」と言えるのであればウェルカムだし、みんなちゃんと言えるようになってほしいなと思ってます。

後輩への引き継ぎ

上に書いてる論理的に説明うんぬんと同じ話で、自分が携わった仕組みでなんでこういう仕組みになっているのかうまく説明できない業務がいくつかありました。そのせいで、うまく引き継ぎできずいつまでも私がズルズルと対応しているケースがあったので、まっとうにするべく努力しました。具体的に言うと

  • サブで使っているさくらVPSのOSをCentOS6系から7系にアップデート。デプロイスクリプトをinit.dからsystemdに一新
  • AmazonLinux2化を行いChefからAnsibleに構成管理ツールを移行(これはまだ途中だけど)

などが挙げられます。来年には一通りの業務はきれいな形にして引き継げそうです。

1on1

1年間続けてみたけど、合う人と合わない人がいるなとは感じてます。なので、自分の中でのベストプラクティスがまだ定まってない状態です。1on1をどういう場にするかは人によって微調整する必要があるのでこのあたりは2020年も探りながらベストを探っていく予定です。

アジャイル開発

新規開発の話が出てきたのでアジャイル開発に取り組むことにしました。お客さんありきの話ではなく自社サービスの話なのでプロダクトオーナーを社内に設定することができたのも採用理由としては大きいですし、他チームでアジャイル開発の経験があるメンバーがいるのも理由の一つです。 まだ2週間のスプリントを3回しか回してないので偉そうなことは言えませんが、スプリント計画会議はとても良いと思ってて手応えを感じてます。開発者はスプリント内での計画立案に責任を持つし、マネージャーはそれを達成させるために邪魔が入らないよう最大限協力する。このため、適度な緊張感が生じてチームが引き締まったと思います。 あとバーダウンチャートは残りのユーザーストーリをどれだけ実現できるか、つまり文字通り焼き尽くすことができるのかひと目で分かるのでとても良いですね。見ると気持ちがとても落ち着きます。

2020年は

チームの独立性を高めていきたいと思ってます。これは社内で孤立したいわけではなく「うちはこういうチームです」と言えるように個々のメンバーの力を見極めて最適化を進めていきたいという意味です。 あとは採用活動にも顔を出していきたいと考えてます。

最後になりましたが今年は id:Soudai さんをはじめ、社外の方々に色々相談に乗っていただき大変ありがたかったです。この場を借りてお礼申し上げます。

【バイク】岡山のツーリングスポット

この記事は大都会岡山 Advent Calendar 2019の6日目です。

私の趣味はオートバイに乗ることです。季節や天候により、本当に気持ちよく走ることができる期間は年間数週間しかありませんが、暑い日も寒い日も休日はよく乗っています。ありきたりな言葉ですが風と一緒にストレスが後ろに流されるように感じています。

ということで、今回は岡山のバイクツーリングスポットを紹介してみたいと思います。

メジャー編

ドライブガイドにも掲載されている定番スポット

鷲羽山スカイライン

岡山南部のスポットとして鷲羽山スカイラインは外せないでしょう。1995年までは有料の観光道路でしたが現在は無料で走ることができます。アップダウンとワインディングのバランスが良い・道の状態が良い・瀬戸内海の眺めが良い。良い事づくしの素晴らしい道です。 県外からお越しの方はルート南部の下津井でたこめしを食べてみましょう。

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鷲羽山ハイランド駐車場からの眺め


岡山ブルーライン

山東部からはブルーラインを紹介します。こちらも2004年まで有料道路でしたが、現在は無料で走ることができます。岡山側は広々とした平地にまっすぐかかる高架橋から眺める景色が美しいです。後半は山の中が中心なのであまり展望は良くないですが、備前にかかる橋から眺めるカキいかだは瀬戸内を感じさせてくれます。あと、ブルーラインには道の駅が2つあるのですがバイク乗りは岡山側の一本松展望園に集まる傾向にあります。 冬場は日生にカキオコ(牡蠣が入ったお好み焼き)を食べに行きましょう。私のオススメはきまぐれというお店です。牡蠣がこれでもか!と入っています。 時間に余裕があればみなとの見える丘公園に行ってみましょう。ちょっと急ですがバイクで登ることができます。備前♡日生大橋もきれいに見えますよ。

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みなとの見える丘公園から眺める備前♡日生大橋


蒜山大山スカイライン&大山環状道路

さぁ、ここからが本番です。北部からは蒜山大山スカイライン&大山環状道路をおすすめします。岡山ではなく一部鳥取に入っちゃってるけど気にしない。 まず、蒜山ではジンギスカンを食べましょう!蒜山高原センターでは比較的待ち時間が少ないです。時間に余裕があればウッドパオがオススメです。お腹が満たされたら蒜山大山スカイラインを走りましょう。途中にある鬼女台展望台から愛車と一緒に大山の写真を撮るのも良いですね。 次は大山周遊道路に入ります。ツーリングマップルを見ると大山を囲む周遊道路はおすすめの道として記載されているのですが、北東側は道も狭く展望が開けないのであまりおすすめしません。行くなら南西部を走って大山寺を目指しましょう。途中にある鍵掛峠からは天気が良ければ大山の勇姿を拝むことができます。

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鍵掛峠
更に進むと大山まきばみるくの里があります。バイクツーリングといえばソフトクリームは外せません!(プルプルプル)蒜山大山周辺ではソフトクリームを食べることができるお店は多いのですが、ここのソフトクリームは濃厚でとても美味しいです。列は長いですが回転が早いのですぐ買えます。頑張って並びましょう。
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最高においしいソフトクリーム
最後は大山寺です。最近温泉もできたので旅の疲れを癒やすのも良いでしょう。時間に余裕があれば、ここから日本海側に出て、境港で海鮮を楽しむのも良いですね。 蒜山大山スカイライン&大山環状道路は岡山で外せないツーリングスポットです。県外から来た方はぜひ楽しんでくださいね。

マイナー編

地元民ならではのスポットを紹介

西粟倉

岡山県北東部に西粟倉村という村があります。ここのあわくら旬の里というバイキングのお店があるのですが安価で美味しくとてもオススメです。田舎にあるこの手のお店は地産地消にこだわるあまり、料理がヘルシーすぎる傾向にあるのですが、あわくら旬の里は唐揚げやグラタンなど若者の胃を満たすメニューがてんこ盛りです。

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あわくら旬の里
お腹を満たしたらベルピール自然公園を目指してみましょう。西粟倉村が一望できる山の上にある砦(?)のような謎の施設です。結婚式も挙げることができるようですが、最近ではコスプレの撮影スポットしても有名みたいですね。巨大な鐘を思い切り鳴らしてみましょう! f:id:tech-kazuhisa:20161015142051j:plain この周辺は至るところに桜の木があり、春にツーリングするととても気持ちいいですよ。


かもがわ円城から奥吉備街道

吉備中央町にあるかもがわ円城岡山県で最初にできた道の駅です。 隣接する国道429号線岡山市街から津山に抜ける道として有名で、休日はバイク乗りがよく集まります。今回おすすめするのはここから約30kmに渡り西に伸びる広域農道です。展望はいまいちですが気持ち良いワインディングが続くとても良い道です。ただあくまで「農道」なので見通しの悪いカーブの先にトラクターが止まっている前提ぐらいの気持ちで気をつけて走りましょう。 途中にある石の風車は本当に石でできた風車が回っています。ぜひ見てみましょう。 f:id:tech-kazuhisa:20160820174031j:plain


美星町から神楽街道

どんどんマニアックになってきました。お次は、かつて旧山陽道の宿場町として栄えた矢掛から北上し、美星町を経由して成羽の神楽街道を通るルートです。 矢掛の小田駅から美星町に続く道はダイナミックに坂を駆け上がる感じでとても爽快です。星の里街道を北上し国道313号線を更に北上すると備中神楽発祥の地である成羽に着きます。ここらあたりに朝日堂という和食店があるのですが、約1,000円のランチが素晴らしいので一度食べてみてください。驚きの内容です。 成羽川沿いに県道33号線を北上していくと神楽街道に入ります。舗装も良くとても走りやすい道です。こちらも奥吉備街道と同じく見通しの悪い箇所があるのでスピードは控えめに。 途中脇道にそれると羽山渓という切り立った崖に掘られたトンネルを体験することができます。全国的にも珍しいスポットですのでぜひ行ってみましょう。

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羽山渓


さいごに

自分がよく行くツーリングスポットを振り返ってみようと思い書き始めたのですが、止まらなくなってしまいました。気が済んだので今日はここまで。みなさんもおすすめスポットがあれば教えて下さい。

JBUG岡山で「心理的安全性」について学ぶ

2019年10月19日、倉敷のアイネットさんで開催された「JBUG岡山 #4 プロジェクトテーマパーク、心理的安全性ゲームから学びを得よう」に参加してきました。 実はJBUGという勉強会自体は知っていたのですが「Backlog使ってないしなぁ」という理由で参加してませんでした。しかし今回テーマに惹かれて参加してみると「プロジェクト管理」というテーマに沿っていればある程度何をやっても良い会とのこと。ゆるーい感じが良いですね。

心理的安全性ゲーム

安井 力(やっとむ)さんが作った4-5人で遊べるカードゲームです。 f:id:tech-kazuhisa:20191019145250j:plain カードは大きく分けると「状況カード」と「発言カード」があります。

参加者は順番に「プロジェクトに波風立てる人」となり「状況カード」を出します。その状況カードに対して、他の参加者が「発言カード」を出します。「発言カード」の中には辛辣な事が書かれていることもあり、そのまま出すと明らかに空気が悪くなりそうなものもあります。

そんなときは、一言加えて出すと場の雰囲気が良くなります。

例えば、

状況カード:「クレーム発生!この件誰が担当するの?」

に対して

発言カード:(そもそもこんなのクレームに値しないよね。対応するだけ)「ムダだね」

みたいに前半を付け足すと否定から同調にがらりと変わります。もちろん、実際の仕事の現場だとそれなりに権限がある人が発言しないとムダでしょうけど。

さて、一通り発言カードを出し終えたら、状況カードを出した人はその時の気持ちを話します。

「この言葉はキツかった。でも、他の人が同調してくれたので頑張れそう」みたいな感じです。

その後、ボード上にこのチームは将来どうなっていくのかを考えながら石を置きます。参加者全員が石を置き終わったらゲーム終了です。ボードにはチームの将来図が描かれているはずです^ ^

なお、上の例では発言カードに言葉を付け加えて出していますが、付け加えずそのまま出す縛りを設けるのもアリです。

心理的安全性とは?

このイベントに参加するまでは「言い出しにくい事柄を用意に言える雰囲気を作っていく事が心理的安全性だ」というふんわりとした考えがありました。しかし心理的に安全で安らかな状態は「刺し身にタンポポを乗せる仕事」のように学習が無い状態です。人の仕事を手伝ったり知らないことを調べていく行為が学習へと繋がっていくことを今回の勉強会で学習することができました。自発的に心理的安全性を作り出せるようになるまでこのゲームで理解を深めていくのも面白いなと感じました。

参考リンク: games.yattom.jp

仕事をする上で普段考えていること

はじめに

今の会社に転職してはや8年。Ruby on Railsプログラマーからスタートしたキャリアだけど、1年半前から前任者の引き継ぎというカタチで管理職をやってる。管理職と言っても100%マネージメントに振っているわけではなく、コードも書くしインフラ構築もするような状況。チームメンバーも増えマネージメントについて意識する機会も増えてきた。世の中の流れ的にも「エンジニアリングマネージャ」にフォーカスする書籍やイベントも増えてきて、私と似たようなキャリアを歩み疑問にぶち当たっているのかなという印象を受ける。最近マネージメントについて意識して仕事する機会も増えてきた。 そんな中で普段から仕事について意識してることについて語ってみる。

自分にしかできないと思っている仕事こそ移譲する

「この仕事は私にしか分からない」そう思っていた時期が私にもありました。実は私にしか分からない訳ではなく、他人に教えるのが面倒なだけだったりした。 手順書を一通り揃えれば自分が思っていたより遥かに楽に仕事を移譲できることが分かった。ついでに私より効率の良いやり方でやってくれる事があることも分かった。

ストレス無く仕事する方法

何がストレスかって言うと長期的な段取りが必要なタスクをぼんやりと考えているとき。あのプロジェクトを進めるにはあの人と打ち合わせして、この資料を作成して... ああ、でもあっちの締切のほうが優先度高いからこの資料を先に作って...なんて考えるのが一番ストレス。無駄に時間が過ぎていく。しかも、家族との団らんやクルマの中でリラックスしてるときに急に思い出してイライラしてしまう。 これを解消するためにGTDという手法を随分前から取り入れている。タスクを実行可能な領域(「Excelシートを開く」・「PDFを読む」など)まで細分化して記録、それを日々振り返りながら実行するべきタスクをその場で決めている。リラックス中にふと長期タスクを思い出しても「ああ、これはとりあえず月曜日に資料読むところから始めればいいや」って思える。 随分長い間 Doit.imというサービスを使ってたんだけど、数年前からメンテナンスされなくなってしまい、現在は Trelloを使ってカンバンで管理している。間違えないでほしいのがGTDは「タスクを効率的に処理する」方法では無く「タスクをストレス無く処理する」方法なので、頭の良い人やストレス耐性高い人はもっと別の効率的な手段があると思う。興味のある人は全面改訂版 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術を読んでみてほしい。

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TrelloによるGTD。パニガーレのリアタイヤが見えてればまぁまぁタスクはこなせてる

コミュニケーションツールの特徴をよく理解する

Chatwork・Teamsなどのチャットツール、RedmineGithubのIssueなどのタスク管理ツール、メール、電話(ボイスチャット、TV会議)など会社では様々なツールを使ってコミュニケーションを取っている。それぞれ特徴があり相手や情報の内容によって使い分けるべきだと思ってる。

  • チャットツール(Chatwork、Teams)
    • 非同期のコミュニケーションで良い場合に選択。タスクを決定するまでに感情を挟まない論理的な会話ができる場合、つまりはほとんどはこれでOKだと思う。表情が伝わらないので顔文字や口調はとても重要。
  • Redmine
    • 詳細に記載されたタスクの内容、ボールが誰にあるのかを認識するときに必要。初めの頃は他人にタスクを割り当てるのが苦手な人が多いけど「だれのボールか明確にすることが重要なので容赦なく私にアサインしちゃってください!」と他部署の人には説明している。
  • メール
    • WebサービスからのNotificationとしか機能しなくなった感じがあるメールだけど、相変わらず社内外問わず使われている。可能であればチャットツールの世界に引きずり込んでるけど、難しい場合もある。せめて相手の事を考えてタイトルは工夫して送るようにしよう。工夫と言っても大したことは無く先に本文を書いてから3行目をコピペするだけ。簡単でしょ?
      f:id:tech-kazuhisa:20190916110935p:plain
      メールのタイトルは本文からコピペする
  • 電話(ボイスチャット、TV会議含む)
    • 利点が2つある。
      • 一つは相手の声色を伺うことができるし、こちらの感情を伝えやすいから。障害発生時はもとより頼みづらいと自分が感じているタスクを遠隔地の人にお願いするときは大抵電話を添えている。仕事は相手の気持ちになって考えることが重要。声から相手の気持ちを感じ取ってほしい。
      • もう一つは相手の出方によって条件が複数分岐する内容を話し合うとき。if,then,elseぐらいで処理できる2パターンならRedmineのIssueで議論するのも良いが、予めif文が3つ以上登場することが想定される場合は電話のほうが手っ取り早いし効率的である。
    • ただし、声での会話は後に残すことができない。会話の後にはチャットやRedmineなどで「さっきの電話で話したことを共有します」と内容を共有するようにしょう。

20代の若い人に伝えたいこと

  • いまはがむしゃらにタスクをこなしていけば良い
    • 仕事の内容を考えるのは上司の仕事。与えられた仕事をそのままこなしてくれれば良い。もちろん自分に合う仕事、合わない仕事はあると思うので、ちゃんと上司に伝えよう。一番良くないのが不満の矛先が社外に向いてしまうことだと思ってる。そうならないようにコミュニケーションの場は提供しているし、その場を大切にしてほしい。
  • 分からない事はちゃんと調べよう
    • 求められた結果を出すことに注力しすぎて、その過程を疎かにすると後々苦労することも。プログラミング中に詰まってQiitaに書かれている別のやり方で回避するのも時には良いだろう。しかし、自分が本来やりたかったやり方ではなぜダメだったのか。本来どう処理するのが正解だったのかを追い求めてほしい。
  • 会社でやるべきことの線引
    • 業務時間中に本を読んで学習するのも、新しいWebサービスを試すのも良いと思う。その際に一つ気にかけてほしいことがある。それは「今やっていることが会社のためになっているか?」 という点。別に利益を上げることを最優先で考えろと言っているわけではないが、我々は価値あるサービスをお客さんに提供し、お客さんはその価値をお金として会社に支払ってくれている。私達の給料は会社から出ているわけではなくお客さんのお金だということを考えなければいけない。なので、「今何やってるの?」と聞かれたときに「会社の価値をこういう方向で高めてます!」って胸を張って言えるように準備しておいてほしい。その言葉さえあれば大抵の上司はOKするんじゃないかな。