JBUG岡山で「心理的安全性」について学ぶ

2019年10月19日、倉敷のアイネットさんで開催された「JBUG岡山 #4 プロジェクトテーマパーク、心理的安全性ゲームから学びを得よう」に参加してきました。 実はJBUGという勉強会自体は知っていたのですが「Backlog使ってないしなぁ」という理由で参加してませんでした。しかし今回テーマに惹かれて参加してみると「プロジェクト管理」というテーマに沿っていればある程度何をやっても良い会とのこと。ゆるーい感じが良いですね。

心理的安全性ゲーム

安井 力(やっとむ)さんが作った4-5人で遊べるカードゲームです。 f:id:tech-kazuhisa:20191019145250j:plain カードは大きく分けると「状況カード」と「発言カード」があります。

参加者は順番に「プロジェクトに波風立てる人」となり「状況カード」を出します。その状況カードに対して、他の参加者が「発言カード」を出します。「発言カード」の中には辛辣な事が書かれていることもあり、そのまま出すと明らかに空気が悪くなりそうなものもあります。

そんなときは、一言加えて出すと場の雰囲気が良くなります。

例えば、

状況カード:「クレーム発生!この件誰が担当するの?」

に対して

発言カード:(そもそもこんなのクレームに値しないよね。対応するだけ)「ムダだね」

みたいに前半を付け足すと否定から同調にがらりと変わります。もちろん、実際の仕事の現場だとそれなりに権限がある人が発言しないとムダでしょうけど。

さて、一通り発言カードを出し終えたら、状況カードを出した人はその時の気持ちを話します。

「この言葉はキツかった。でも、他の人が同調してくれたので頑張れそう」みたいな感じです。

その後、ボード上にこのチームは将来どうなっていくのかを考えながら石を置きます。参加者全員が石を置き終わったらゲーム終了です。ボードにはチームの将来図が描かれているはずです^ ^

なお、上の例では発言カードに言葉を付け加えて出していますが、付け加えずそのまま出す縛りを設けるのもアリです。

心理的安全性とは?

このイベントに参加するまでは「言い出しにくい事柄を用意に言える雰囲気を作っていく事が心理的安全性だ」というふんわりとした考えがありました。しかし心理的に安全で安らかな状態は「刺し身にタンポポを乗せる仕事」のように学習が無い状態です。人の仕事を手伝ったり知らないことを調べていく行為が学習へと繋がっていくことを今回の勉強会で学習することができました。自発的に心理的安全性を作り出せるようになるまでこのゲームで理解を深めていくのも面白いなと感じました。

参考リンク: games.yattom.jp