RubyKaigi2011に行ってきました

7月16日〜18日に開催されたRubyKaigi2011に参加してきました。blogやTwitterでの知り合いとリアルで話をしたり、新しい技術を知ったり、大満足の3日間でした。

以下、気になったセッションなど

1日目

Next version of Ruby 1.8 and 1.9

Rubyを作っているメンバーのキャラがよく分かりました。私はRailsからRubyを始めたので1.8系を使ってる期間が長かったのですが、スムーズに1.9に移行できたのもこのメンバーのおかげだと思いました。
http://rubykaigi.org/2011/ja/schedule/details/16M02

Ruby用のリアルタイムプロファイラ

profileとは異なりプログラム実行中にリアルタイムでブラウザ上に負荷率を表示します。面積で表示されるので分かりやすかったです。
http://rubykaigi.org/2011/ja/schedule/details/16S02

Toggleable Mocks and Testing Strategies in a Service Oriented Architecture

通常のMockによる機能の置き換えとは別にサーバー実機でのテストの重要性を説明されていました。確かにサーバーサイドでURLをRewriteしたりする処理が入ったりすると実機でのテストが必要ですね。
http://rubykaigi.org/2011/ja/schedule/details/16M05

Issues of Enterprise Rubyist 〜SIerのなかのRubyistが考えるべきこと〜

私の職場はSIerではありませんが、考えて見ればミッションクリティカルなエンタープライズ指向の強いソフトウェアを開発しています。そういった面で非常に参考になるお話でした。
http://rubykaigi.org/2011/ja/schedule/details/16M06

闇 RubyKaigi

本場のLTを見させていただきました!笑いのレベル高杉。
http://rubykaigi.org/2011/ja/schedule/details/16MDN

2日目

BDD style Unit Testing

テスト手法についていろいろ再確認することができました。テストの分野は進化が早いです。
http://rubykaigi.org/2011/ja/schedule/details/17M05

The Gate

Rubyエヴァンジェリスト角谷さんのおはなし。私も岡山で何ができるか考えさせられました。
http://rubykaigi.org/2011/ja/schedule/details/17M09

懇親会

池袋サンシャイン60という、こういったイベントでもないと絶対登ることがないビルで懇親会が開かれました。Twitterやblogでお世話になった方々と色々お話できて、3日間で一番充実した時間でした。

3日目

All About RubyKaigi Ecosystem

今まで開催されたRubyKaigiと地方のRuby会議のお話。岡山県での活動について考えさせられました。
http://rubykaigi.org/2011/ja/schedule/details/18M03

parse.yの歩き方

Rubyを気軽に改造する方法の説明。「私はc言語は知らないんだけど...」と何度も言われてたのが印象的でした。発表内容を見ると確かにc言語関係なしでRuby本体を改造できる内容。面白かったです。
http://rubykaigi.org/2011/ja/schedule/details/18S01

Visual Glitch, using Ruby

Jpegやaviファイルのデータの一部を意図的に破壊することで、映像の変化を楽しむのがグリッチというらしいです。その昔FM音源三角関数と微妙な係数で調整して音を作り出していたと思います。適当にいじった数値で面白い音になったなぁとか思い出しました。印象的だったのがmpegから動画の基準となるIフレームを取り除いてもなんとなく再生できるところ。デジタルなんだけど、アナログライクで予測不可能な変化が面白かったです。
http://rubykaigi.org/2011/ja/schedule/details/18S02

O/R Mapperを支える技術

Rails2系の配列で返ってくるfindメソッドと、rails3系のRelationで返ってくるwhereメソッドの違いをSQLを交えて分かりやすく解説していました。今まで自分の解釈が間違っていたところとか発見して収穫が多かったです。
http://rubykaigi.org/2011/ja/schedule/details/18S08

三題噺: 振子とPGと百年の言語

Matzのお話。まつもとさんの地方の講演は「Rubyオープンソースの話」とか当たり障りない話が多いんだけど、今回は子どもっぽいMatzが見れて楽しかったです。
http://rubykaigi.org/2011/ja/schedule/details/18M10

フィナーレ

高橋さんが涙ぐんでたのが印象的でした。RubyKaigiのDNAは地方のRubyKaigiに受け継がれていくと思います。

その他

一人でお昼を食べることがないようにマッチングを行ってくれたり、フリードリンクが用意されてたりとスタッフの気遣いが行き届いていました。
3日間通して一番感じたのは自分が岡山で何をするべきかってコトです。最近仕事がRubyになったことでプライベートのコーディングがおろそかになってしまっていることに気づいてしまいました。メリハリをつけてプライベートのプロジェクトを育てていくこと、そしてそれを発表して地域コミュニティを発展させることが私のやるべき事だなと感じました。