退職しました

4月8日を持って有限会社システムフロンティアを退職しました。
2004年の会社設立以来、コアメンバーとして活躍してきましたが、今回縁あって県内の別の会社に転職することとなりました。(転職先の会社名を公開してよさそうであれば、後で更新します)

やめた理由

システムフロンティアでは、部屋やPC等の設備を自由に使わせてもらい非常に優遇していただきました。Rubyについての学習も、会社の設備を利用させていただくことが多く大変感謝しています。
しかしながら、社外への派遣が中心という業務形態が私の思いと一致しませんでした。

派遣について

特定派遣」という言葉があります。一般的な派遣と異なりプログラマやSEなど専門的な知識を有する人を派遣する業務形態です。人材派遣会社とは異なり、基本給も存在し比較的安定しています。しかし、専門的な技術者と言ってもピンキリです。自社で十分な教育をされないまま、安い単価で派遣先に送られる若者も多いです。「プログラマは自己学習が基本」とは思いますが、派遣先に教育まで丸投げしている会社も多く存在し、この業界自体の存在に疑問があります。技術者を右から左に動かして中間搾取するだけの企業に意味はあるのでしょうか?
(ちなみにシステムフロンティアは自社開発の比率を徐々に増やして行ってるので、この点は安心ですよ。念のため)

SIerについて

以前Seasar2のひがやすを氏のblogのエントリ「SI業界からはさっさと抜けだしたほうがいい」を読んで激しく同意しました。SIってお客さんから注文がなければ何もやることがないんですよね。自己学習やれという話があるけどお金にはならない。仕事の有無は営業次第。開発メンバーがいくら良いものを作っても、特定の一社の為だけのものだから技術力やサービスのアピールもしづらい。今までSI屋さんに派遣されていたのですが、2010年の仕事の状態は非常に思わしくなく、私はいつ契約を切られてもおかしくない状態でした。ひが氏も書かれていますが、これからは自社でサービスを持っているところが強いと思います。一般企業もSIerに丸投げする時代は終わり、力のある技術者を自社で雇い小回りのきくシンプルなシステムを構築していく時代になると思います。だからこそ、SIerにくっついて仕事をするのは良くないなと思いました。

これからについて

Rubyはずっと趣味でやってたので、仕事にしてしまうのは不安な面もあります。業務でRubyを使った場合のシミュレーションは脳内でたくさんやってきましたが、複数人数でRubyのプロジェクトを動かしたことなんて当然ありません。言うならば今の私は「彼女ができたらこんなことや、あんな事をたくさんしちゃおう!」と思っている中学生男子と同じです。実際に彼女ができたら「あれー?思ったのと違う...」と思うことも当然出てくると思います。
今強く思っているのは「仕事がうまくできないことよりも、Rubyに関わった仲間を不愉快にさせるようなことは絶対したくない」ってこと。これだけは守っていきたいです。

と、いうことで、これからもこのblogではRubyの話題を中心にお届けしていきますので、今後とも宜しくお願いします。

あ、あとblogのタイトルも変えてみました。なんとなく。

絶対領域
絶対領域青山 裕企

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